155.コヤマドライビングスクールで(長文)  
教習生より  

コヤマドライビングスクール卒業しました。

今月の3連休を目一杯使って、2段階の教習と卒検に合格できました。

山本さんの「大自二虎の巻」大変役に立ちました。ありがとうございました。感謝の意を込めまして、教習、および卒検レポートをお送りします。参考になれば、幸いです。

まず、始めにお詫びです。前回のレポートで「技能教習は1日2時間まで」と書きましたが、2段階にすすむと1日3時間まで受ける事ができるという事が、わかりました。ただし、3時間連続は不可で、必ずどこかに1時間以上の休憩を入れる必要があります。

 1時間乗って、1時間空けて2時間乗るとか、2時間乗って1時間空けて1時間乗るとかしなくてはなりません。これを守らないと、教習が無効となってしまうそうです。 取れる予約は平日2時間まで、土日祝日は1時間までなので、3時間乗りたい場合は、1時間(もしくは2時間)乗ったら、その日の予約を入れるか、キャンセル待ちをするという事になります。私の場合は、かなりの確率でキャンセル待ちで希望の時間に乗れました。土日祝日しか教習所に行けない人にとっては、このキャンセル待ちをうまく使って教習を進めることをお勧めします。

 それと、大型二輪の場合は最短12時間の教習にそれぞれ段階名がついています。

  • 1時限目:大二新規
  • 2時限目:大二1-A
  • 3時限目:大二1-B
  • 4時限目:大二1-B
  • 5時限目:大二1-A
  • 6時限目:大二2-1
  • 7時限目:大二2-2
  • 8時限目:大二2-3
  • 9時限目:大二2-4
  • 10時限目:大二S-1
  • 11時限目:大二2-5
  • 12時限目:大二2-6

 予約の際は、この段階名で予約を取ります。ですので、順調に補習受ける事無く進めば良いのですが、補習になった場合、せっかく取っていた予約がダメになります。 「2-1で予約していたのに、1段階の見極めが駄目で、もう一度1-Aをやる事になった」というような場合です。1-Aの予約を取り直す必要があります。

 さて、実際の教習についてですが、普通二輪の免許所持者は最短12時間ですが、私の場合は補習が1時間ありましたので、13時間でした。

【1段階】(5時間+補習1時間)

1時限目:

 最初の時間は主に基本操作ということで、特に難しい内容ではありません。 簡単な説明の後で、コースの外周を何周か走ります。

 ウインカーを出して車線変更する位置や停止位置などを確認して終わります。この時始めてナナハンに乗ってみるので、走りの内容は単調でも、400とは違うトルク感や加速感を体験できて、私は十分楽しめました。最後に少しだけ、パイロンを使った低速での小回りをやりました。私は足をついてばかりで、全くといっていいほど出来ませんでしたが、大型二輪の「重さ」を感じてくださいとのことで、できなくても特に問題はありませんでした。

2時間目:

 この時間はブレーキについて教わります。

 前ブレーキだけで停まってみる。後ブレーキだけで停まってみる、クラッチを切って、エンジンブレーキなしで停まってみるなどを体験します。難しい内容ではありませんが、私と一緒に受けた方は、2本指でブレーキレバーを握る癖があるらしく、注意されていました。

3時限目:

 この時間は8の字、スラローム、一本橋という内容になります。

 8の字以外は検定での課題です。8の字では特に目線を注意されました。どうしても近く、近くを見てしまい、バランスが悪く、円からはみ出したりパイロンを倒したりと、結構苦労しました。目線を前へ、前へ持っていく事と、思い切ってバイクをバンクさせることが、ポイントのようでした。倒してもともとと思い、思い切ってやってみるとだんだんできるようになってきましたが、まだまだ不安定なまま、スラロームの教習に移りました。

 スラローム、一本橋は普通二輪のとき、さほど苦労しませんでしたので、心配はしていなかったのですが、意に反して苦労しました。スラロームはバイクの倒し込みが足りないためスピードが出ず、またエンジンのパワーとアクセルワークのバランスがうまくないため、ついついクリッピングポイントが先になってしまい、後半のパイロンでは、かなり大回りになってしまうのです。普通二輪のときはハンドルさばきでなんとかごまかせたものが、大型二輪ではそれができないといった感じでした。

 一本橋では発進の際のパワーを押え込む事が出来ず、一気に橋の半分くらいまで行ってしまい、無理に頑張ると途中で落ちてしまうといった状態でした。この時間はこのまま終わってしまい、次の時限はさらにS字とクランクをやるとのことでした。

 4時限目:3時限目終了後、キャンセルがあったため次の時間も乗れる事になりました。

 ちょっと疲れていましたが、教習を受ける事にしました。S字は問題なかったのですが、普通二輪では特に苦労しなかったクランクができなくなっていました。スピードがうまくコントロールできないため、思った通りのラインどりができず、バイクの後方でパイロンを引っかけたり、突っ込んだり、クランクの出口でエンストしたりと、完全に自信をなくしました。

 さらに、連続教習ということもあり、集中力が切れてしまって、だんだん投げやりになってしまい、悪いところばかりといった内容になってしまいました。案の定、「次の時間も同じ項目を練習しましょう」ということになりました。

 4時限目の2(補習):

 マンツーマンでの教習となりました。前の時間の指導員からは、特にクランクでの低速走行のラインどりが良くないとの申し送りがあったようで、まずクランクを何度か走りました。

 前の時間が終わってから、いろいろと自分で考えてみた結果、クランクや、一本橋での低速走行のまずさは、ナナハンのエンジンパワーを押え込めていないからで、それは多分クラッチコントロール(半クラッチ)が悪いからではないかと結論づけていましたので、その点に注意してやってみました。今まではクラッチをほぼつないでしまって、あとはアクセルでスピードをコントロールしようとしていたようです。クラッチをうまく使うことによって、だいぶクランクは楽に通過できるようになりました。

 一本橋も同じようにしてやってみると、だいぶ楽になりましたので、この時間の後半はスラロームの練習一色となりました。この時間はスラロームをやる他の教習生がいなかったため、ひたすら繰り返し繰り返し練習できました。指導員の方も1回1回アドバイスをしてくれるのですが、パイロンを引っかけたり、足をついたりでなかなかうまくいきません。

 そのうち、指導員の方がとんでもない事をしました。パイロンとパイロンの間、つまり本来バイクが通っていくところにもう一個パイロンを置いたのです。そのまま進めば当然そのパイロンをなぎ倒すことになるのですが、要は、そのパイロンの手前を通過して行きなさいという事なのです。これにはビビリましたが、結果的にこれがうまくコツをつかむきっかけになりました。

 私はバイクの倒し込みのポイントがどんどん遅くなるため、大回りになっていたのです。この追加されたパイロンをよけるためには、早く倒し込みをしなければいけないので、私の悪いところの練習になりました。自信がつくところまではいきませんでしたが、教習としてはOKをもらいました。指導員の方はやはり「教える」ことのプロだと感心しました。

 5時限目:

 1段階の見極めになります。今まで行った課題が盛り込まれたコースを1度説明してもらった後、自分で何度か走ります。

 走っているうち、気がつくと指導員が後についてきて、観察し、見極めをしているという内容でした。この時は、前の時間に苦労したスラロームが自分でも気持ちいいくらいうまくできたので、なんだか不思議な気持ちでした。特訓が効いたのか、苦労した甲斐があったというものです。

無事に見極めをもらえ、次からは2段階ということになりました。教習の終わりに、3枚のコース図を渡されました。1コース、2コース、それと白紙のコース図です。2段階の1時限目は1コース、2時限目は2コースと白紙に自分で作ったコースを走るとのことで、よくコースを覚えてくるようにいわれました。

【2段階】7時間

1時限目:

1コースを走ります。法規走行という教習内容なので、スラローム、クランクといった課題はあるものの、法規に従った走行に重点が置かれます。

ウインカーを出す位置や、道路の優先関係などについて実際に走りながら説明を受けて、何周か走行して、内容的には終了です。ただ、1、2コースとも途中に課題である「波状路」がありますが、通過の仕方についてはまだ教習されません。指導員の模範は見せてもらえますが、詳細の内容は6時限目の「高度なバランステクニック」で教習するため、とりあえず、自分で考えて通過するようにいわれました。

2時限目:

2コースおよび自分で作ってきたコースを走ります。内容的には1時限目と同じです。よほどのことがなければ、1時限目と2時限目は復習になることはないでしょう。

3時限目:

教習内容としては「急制動」です。

 普通二輪の教習で苦労した結果、得意な課題となっていたのですが、何度か前輪がロックしてしまい、転倒こそしなかったものの、ヒヤリとした場面がありました。普通二輪のときの感覚が残っていたため、同じ位置で停止しようとして、無理が原因でした。パイロンの直前で止まれればいいので、無理をしないぶブレーキングを心がけるようにすると、うまくいくようになりました。普通二輪ではパイロンの手前、結構余裕を残し停止していたのですが、大型二輪は無理は禁物です。

 この時間は課題ではないのですが、安全なコーナリングについても、体験教習があります。

4時限目:

「回避」が主な教習内容となります。

 指導員の旗による合図に従って、40Km走行してきて、左右に避けるというものです。いかにとっさに判断して、回避することが難しいかを体験することになります。何度か繰り返した後、前の時間やった急制動を練習して、この時間は終わりとなります。

5時限目:

この時間は大型二輪教習で唯一の「シミュレータ」教習となります。

 シミュレーターを使った「危険を予測した運転」ということで、危険なパターンが用意された状況を走り、個々の危険なケースをもとに振り返ってみるという内容です。

 私の場合は普通二輪の教習で何時間もシミュレーターに乗りましたので、操作そのものは慣れていましたが、私と同じ時間に教習を受けたかたは初めてだったため、結構苦労されていました。まあ、シミュレーター教習はうまく「走行」できなくても教習内容が理解できればよいので、問題はありませんが。

6時限目:

 教習内容は「高度なバランステクニック」ということで、課題としては「波状路」になります。

 前のシミュレータ教習終了時、「次の時間は小回りや低速走行をやるので、腕などがガチガチになります。覚悟しておいてください」とのことだったのですが、そのとおりとなりました。

 はじめに、コース端の石を埋め込んだ悪路で、立ち姿勢での低速走行の練習をしました。ここで、立ち姿勢と半クラッチでの低速走行を徹底的に練習させられます。

 次に8の字コースを低速で走る練習です。それまでは、8の字といえばバイクをバンクさせて、それなりのスピードを出して走っていましたが、低速走行で8の字をやるとバランスが難しく苦労しました。リーンアウトで走行するようにといわれるのですが、私にはなかなかできませんでした。

 次にやっと、「波状路」の練習になりました。波状路の走行の仕方はクラッチの断続を使って、一個一個の山を越えていくというものですが、わたしが受けた指導員の方は、弱めの半クラッチを維持して、アクセルをブオン、ブオンとやって通過するという方法を教えてくれました。なんどかやっているうちにアクセルとクラッチの具合がわかってきました。立ち姿勢も初めのうちはお尻が引けてしまっていたのですが、前傾ぎみにして腰を突き出すようにするとよい姿勢になってきました。

 綱島では、波状路のとなりがスラロームになっているのですが、波状路を通過した後、スラロームのコースを低速で通過するというのをやったのですが、これが今回の教習のなかで、最も難 しく、辛い項目となりました。スピードにのって通過するスラロームは楽なのですが、 低速でのスラロームコースがこんなにも難しいとは思いませんでした。リーンアウト、目線を先、半クラッチ、アクセルなどと「厳しい」声がかかるのですが、なかなかうまくいきません。それとこの時間は、はじめから低速ばかりやっているので、腕もガチガチ状態です。「覚悟しておいてください」の意味がよくわかりました。なんとか耐えて、長い長い1時間が終わりました。

 「波状路以外は課題ではありませんから残念ながら低速の取り回しなどはこれ以上教習の中ではできませんが、大型二輪の方が乗ろうとしているバイクは、はっきりいってお化けですから、今日の教習を参考にして低速での走行が楽々とできるようになってください」とのコメントが最後にありました。寒い1月ですが、終わった後は汗だく状態でした。

7時限目:

 いよいよ、2段階の見極めとなりました。1コース、2コースを走り、卒検に向けてのいくつかの注意を受けました。

 残りの時間は波状路、スラローム、一本橋を練習し、無事教習終了となりました。

【卒業検定】

 綱島校では卒検は水、土、日のPM1:20から行われています。それぞれ前日のPM1:00が申し込みの締め切りとなっています。

 まず、教室に集合し出欠を取った後、コースに出て険定員の説明を受けます。検定のコースについての説明があり、どんな点が減点の対象になるかいくつか教えてくれます。コース間違いについては減点の対象にはならず、間違った場合は「険定員がクラクションで合図するか、自分で左によって停まり、指示を待ちなさい」と指示されます。後は順番に走行することになります。

 私の場合は3番目ということで、やや気持ちを落ち着けられて走行できる位置でした。ですが、自分の番がきたとき、ちょうど教習時間が終わり、休み時間になったときでしたので思いがけないコース状態となってしまいました。コース上に普通車の教習車がずらりと駐車し、「障害物」だらけとなってしまったのです。

 イメージしていたラインどりが全く出来なくなってしまい、一瞬どうしようかと思いましたが、検定員の方が「よけて行ってください」というので、戸惑いながらも、スタートしたのでした。合図を出す位置や、車線を変える位置など、練習のときとは全く違ってしまって、何がなんだかわからないうちに終わってしまいました。

 課題では大きな失敗はなかったのですが、車の横を通過するときにドアが開いたり、車線変更時に確認しなかったりと、予期せぬ事態への対応がまずかったような気がして、正直言って、「これで落ちたら、もう一回走らせてくれよ-」という気持ちでした。

検定終了後

 約30分で結果の発表がありました。一人一人呼ばれて、結果が言い渡されます。合格した人は他の教室で待つようにいわれます。不合格の場合は、補習の予約をして帰ることになります。

 幸い私は70点でぎりぎり合格でした。細かい減点は聞きませんでしたが、言えば教えてくれると思います。ちなみに補習の時間は、検定時の不出来具合によって1時間だったり、2時間だったりするそうです。合格発表後、約30分で卒業証明書が交付され、教習所にお別れする事となります。結果的に合格できましたが、「障害物」だらけの状況もその場に応じた運転ができるかどうかという事で、特に採点に考慮はないと思われます。検定には「運」も影響するということで、同じ状況になりそうな教習所の場合は、頭の隅っこにこんな状況の事も入れておくと良いのではないでしょうか。

以上、とりとめのない文章になってしまいすみません。

最後に

別に宣伝ではないのですが、教習を受けて良かったと思います。検定に合格するためだけなら、教習所に通って10数万円と12時間という時間をかけなくても良いかもしれません。私は単なる合格のための技術だけではなく、二輪に乗るという事はどういう事なのか、二輪というのはどんな乗り物なのかなど、実に多くの事を教えていただきました。大型二輪の免許というものを取得したことはもちろん嬉しいですが、それ以上にいろいろな事を教わったという喜びが大きいです。教習所で大型二輪の免許を取得しようとされるのであれば、ぜひ「やらされる」という気持ちではなく、積極的に指導員の方とコミュニケーションをとって、公道では許されない「失敗」をおおいに経験される事をおすすめします。  

tora詳細なレポート有り難う御座います。とても参考になると思います。教習所での取得の利点については私も同感です。

[1999/01/25]

           

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