520.一発試験の醍醐味  
ペンネーム=飛行機雲
性別 = 男
年齢 = 32
出身 = 東京都
住まい = 大阪府
ジャンル = 感想
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1年半ぶりにこのHP拝見せていただきました。
相変わらず繁盛(?)してますね。
 めやす達を覗かせていただきましたが、既に一発試験は、レポートの少なさを見ると過去の遺物となってしまったようですね。何か寂しさを感じます。

 私事なんですが一発試験に感じたことを記させて頂きます。
 私が取得した当時は法改正の話も無く、限定解除(現大型自動2輪免許)をしたければ試験場で横柄な態度の試験官相手に極度の緊張と戦う戦術しかなかった時代です。試験場では、個々人の挑戦であっても同じ目標を掲げる受験生の間には一体感があり、たとえ落ちても諦めない闘志が全ての人から感じられる、一種独特な雰囲気が漂っておりました。一発試験を1回で制するツワモノいれば、「20回目だ」とあたかも年中行事のように語るおじさんもいました。人によって工夫した練習成果を垣間見ることも出来、とある女の子がボソボソと呟きながら走っており何をしているのかと思えば近くを通ったときに「次左折、右よし左よし・・・・」これには、圧倒されました。また当時は受験も3週間に1度のペースがやっとで都合でだめなら1ヶ月以上開くことなんて当然。
 インターネットの普及というかその存在すら一般に知られていない時代でしたので、情報交換には、もっぱら試験場の受験者同士または練習場での練習生の間でのうわさに毛が生えた程度の情報もしくは先陣で取得した人が周囲にいればその人からの情報で受験に望むのが一般的なものでした。

 数回の玉砕を経て合格し、”自二車限定解除”の判子が押された免許証を渡されたとき、(その日は受験生70人位に対して合格者2人でした。)試験官から言われた言葉を今でも覚えています。

 ”あなた方は、今日2輪免許の最高位の資格を手にすることが出来たわけだけれ ども、これからも基本を忘れることなく他の人たちの手本になる走り方を心がけ てください。法律に決められているわけではないけれども、あなた方にはその義務があります。本日はおめでとう。”

 横柄だった試験官が一変し、穏やかな目をしていました。
 これぞ一発試験の醍醐味!達成感がこみ上げてくるものでした。

 私は東京の鮫洲試験場で受験したのですが、府中試験場では合格を言い渡されたとき、受験者全員の拍手喝采の風習があったようで見学時その光景を見たことがありました。
当時日本で一番厳しいであろう神奈川県の二俣川試験場の話や事前審査ですらなかなか受からない千葉県の試験場の話など以外に聞いているだけでも面白い試験情報が飛び交っており、中には合格しやすいと評判の他県にわざわざ転居した人などの話もありました。しかし、これも昭和後期から平成初期の一時の出来事なんですよね。

 大型2輪免許挑戦への醍醐味は人それぞれ違った観点があると思いますが、一発試験も一興だと思います。バブルの崩壊と共に低迷したバイク文化の改革推進に大自二免許の教習所取得が一役買っているのも事実だと思いますが、ただ取得するのは面白くないという方々、取得料金もお得な(になるかもしれない!?)試験場・・・どうですか?教習所のように間口は広くないかもしれませんが、反骨精神は鍛えられるかも知れませんよ。

 ここでかなり前の抽象的な情報で参考になるかどうか分かりませんが、東京の試験場で受験する方へ
 鮫洲試験場は、スムースなコントロールがポイント。府中試験場はメリハリのある加速停止を指摘してくるようでした。いずれにしても、課題走行が最初に集中しているのですが、クリアできない人が多いのです。試験官曰く”課題をやるまでも無く出発時点で合格できる腕が有るか無いか分かる”そうです。

 話始めるときりが無いほどありますが、多分一発試験を経験なさった方は違いはあれどこういった話はあるかと思います。なかなか手に届かなかった免許でしたからね。
 そういったこともあってか、現在の免許制度やこういった情報交換や提供の場があることが非常に羨ましく思うところがあります。バイクを愛好しているものとしてこれからも、入門者、初心者の方により良い情報提供の場としてこのHPに期待しています。山本さん、ぜひ続けてくださいね。

追伸
 今になって懺悔するのもなんですが、この私、鮫洲試験場で大雨の降りしきる中、Fフォークをよじれさせ、エンジンガードが付いているにも関らずクランクケースにヒビを入れ、FZX1台おしゃかにした張本人です。その時は試験場内の注目の的。当時は皆さんに好感を持たれていた試験車でしたからご迷惑おかけしたかと思います。鮫洲試験場、受験者の方々をはじめ納税者の皆さんすみませんでした。この場を借りてお詫びいたします。

 あのときの試験官の言葉
 ”あのバイクもうだめだ、でも怪我なくてよかったな。高価な勉強になったけど、これに懲りずにまた来るんだぞ。”

 全身を試験場の舗装路に打ち付けたあげくもちろん試験中止で思いきり落ち込んでいたところにやさしく言われたこの言葉。情けなさと罪悪感で余計に落ち込んでしまいました。

tora飛行機雲さん、体験談ありがとうございます。
検定自体の内容には変わりがないといわれつつも、試験場で受けるのと、教習所で段階を踏んで挑むのとでは緊張の度合いや意欲には違いがあるかもしれませんね。とっかかりとしては以前より気楽に取得できるようになったからと言って、運転まで気楽にならないよう。飛行機雲さんの体験を元に考えさせられました。

また、一発試験で出会った方々がすばらしいですね。「裏付けのある厳しさ」最近なかなかこういった体験はできないのでは?これを読んで一発試験に挑戦してみようかなという方。いかがですか?
[2001/05/10]
nikukyu めやす達mikukyu