282.北海道)一発試験 体験記(力作)  
大型自動二輪免許取得への道のり(Rindさん作)

表紙
第一章 きっかけ
第二章 準備開始
第三章 受験の申請(却下)
第四章 講習会1回目(二推第1段階)
第五章 講習会2回目(二推第2段階)
第六章 受験の申請(受理)
第七章 試験第一回目
第八章 講習会3回目(大試乗会)
第九章 試験第二回目
第十章 講習会4回目(二推第2段階)
第十一章 試験第3回目
第十二章 まとめ

第一章 きっかけ


 平成10年6月、26歳にして再び自動車学校に通い、普通自動二輪の免許を取得した。その時はただバイクに乗ることが目的であって、400CC以上のバイクなんか必要ないし乗ることもないな、と思っていた。その1ヶ月後、カワサキのオフ車KLX250を中古で購入し、バイクのすばらしさを満喫した。

 平成10年11月、既にKLXは物置の中である。そんな中、バイク雑誌を眺めていたら、裏表紙に気になるバイクがあった。このバイク新型か?重量感があってかっこいいバイクだな。400CCぐらいかな、と思ってスペックを見ると1300CCであった。それはホンダX4である。これがきっかけとなり、一気に大型自動二輪の免許が欲しくなってしまった。

近年における規制緩和の流れにより、大型自動二輪の免許も指定自動車学校で取得できるようになった。しかし、普通二輪の時に手応えがあまりなく、すんなり取れてしまったことや金銭的な面を考えると、自動車学校には行きたくなかった。教習所も、学校で免許取れる今となっては、自学よりもメリットは考えられない。そうなると、残る手段は試験場での「一発」受験だ。

だがしかし、ど素人がただ試験場に行って、コース通りにバイクで走ればもらえるような免許でないことは、百も千も承知している。練習を思う存分した上で試験場に行けるのならまだいいが、自分のバイクは250のオフで、大型二輪とはクセも重量もまるっきり正反対である。だからといって、仮にナナハンが自分の手元にあったとしても、練習する術がない。

そこで、格安でかつ効率良く大型自動二輪免許を取得するという方法を見いだすため、徹底的に情報収集することにした。

 折しも職場にインターネットが入ったので、これをフルに活用し情報収集をした。その結果、月に1回ぐらい、試験場のコースを使用して行われる、二輪の講習会なるものがあることが判った。それに参加してから試験場に行けば、何にもしないで試験場に行くより断然有利に決まってる。

しかし、これらの情報は本州、特に東京、神奈川近辺のもので、札幌でも講習会が行われているかどうかまでは判らなかった。試験場に直接聞いてみようとも思ったが、今は真冬である。「春にならないとわからんね」と言われるのはほぼ確実で、たとえ判ったとしても、今は何もできない。雪が融けるのを待って行動することにした。
[1999/07/02]
         
 
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