282.北海道)一発試験 体験記(力作)  
大型自動二輪免許取得への道のり(Rindさん作)

表紙
第一章 きっかけ
第二章 準備開始
第三章 受験の申請(却下)
第四章 講習会1回目(二推第1段階)
第五章 講習会2回目(二推第2段階)
第六章 受験の申請(受理)
第七章 試験第一回目
第八章 講習会3回目(大試乗会)
第九章 試験第二回目
第十章 講習会4回目(二推第2段階)
第十一章 試験第3回目
第十二章 まとめ

第二章 準備開始

 平成11年2月の真冬、X4の現物を見てみたくなりバイク屋に行く。X4を見ていたら、大型免許があるかどうか聞かれ、その後すぐに2階へ連行されてしまった。このバイク屋は、自動車学校の受付が併設されているのである。そこで自分なりの免許の取得方法を話すと、「一発試験は無理。聞いたことがない」と散々説き伏せられる。そりゃあ相手も商売だもの、「一発で頑張って」とは言わないでしょう。まあ、一発が無理だっていう話も情報の一つかな、と思ってそのまま聞いていた。そして話は、入校についての具体的な内容になった。

「当校に入校したら、ジャケットを購入して頂きます」
「なんで?自前のじゃダメなんですか?」
「一つのコースをいろんな学校が同時に使うので、どこの生徒かを区別するためなんです」
「ふ〜ん」
「でも、入校すると学校からジェットヘルがプレゼントされますよ」
「ヘルメットはあるから、いらないよ」
「試験場ではジェットヘルじゃないと受かりません。フルフェイスは安全確認しているかどうか、試験官に対してわかりにくくなるので、それだけで減点されてしまいます。」

う〜ん?ジャケットは仕方ないかもしれないが、ジェットヘルの話はどうなんだかなぁ・・・・。

平成11年3月、雪融けの季節となった。いよいよ活動開始である。まずは、札幌で講習会というものを行っているのかを調べなければならない。運転免許試験場に電話したところ、「いまはまだ具体的なスケジュールは決まっていない」と、以外と親切に教えてくれた。ん、札幌にも講習会はあるみたいだ。「4月になったらまた電話して下さい」とのことだったので、また電話することにした。

 そして4月の始め、再び試験場に連絡する。今年初めての講習会は、4月25日の日曜に行う予定だそうだ。それ以降は第3日曜日に行うようである。講習料は9千円で、更に賃車料を3千円支払わなければならないらしい。よし、なんとなく判った。あとは、当日試験場に9時までに行くだけだな。なお、バイクは持ち込みでもよいらしいのだが、当然750CCのバイクなんか持ってないので、担当の自動車学校の方に電話して、確保しておいた。

 講習会(本当はライディングスクールと言うらしい)については何とか目途がついたが、次に重要な問題を解決しなければならなかった。それは、試験場のコース図(本当は回路図と言うらしい)を手に入れなければならない。インターネットの全国情報では、試験場の売店にあるとかいう所もあるようだが、試験場に電話で確認したところ、札幌はそのようになっていないらしい。

う〜ん。困ったなあとしばらく考えて、再び試験場に電話して聞いてみると、試験場近くの『自動車教習所協会』という所にあると教えてくれた。早速そこに電話すると、土日はやっていないとのことだった。う〜ん、こんなことのためだけに会社を休むのも悔しいな。

他に売っているところがないか、食い下がって聞いてみたら、周辺にある教習所でも売っていると教えてくれた。おそらくこれは、教習所の生徒のために売っているものだと思うが、ダメモトで前出の自動車学校の分校を訪ねてみた。「本当はダメなんですけど・・・」と言いながら、400円で売ってくれた。しかしまたそこでも「一発は難しいよ」と言われてしまった。ふん、コース図が手には入ればそれでいいのさ。「無理そうだったら、おたくにお願いに来ますよ。あはは・・」と言ってその場を去った。とにかく準備は整ったぞ。バイクも予約したし、あとは4月25日になるのを待つだけだ。
[1999/07/02]
         
 
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